Matplotlibで作ったグラフを保存する方法を紹介します。また、保存する画像の解像度を変更する方法も解説します。
Matplotlibでグラフを作る
まだ、モジュールをインストールしていない場合は、次のコマンドでインストールします。
$pip install matplotlib
最も簡単なグラフを作ってみます。
import matplotlib.pyplot as plt #モジュールのインポート
figure, ax = plt.subplots() #グラフの定義
x = [1,2,3,4,5] #x軸用のリストを作成
y = [1,2,3,4,5] #y軸用のリストを作成
ax.plot(x,y) #グラフにプロット
このコードで生成されるグラフは、単純な一時関数のグラフです。
二行目に注目してください。
figure, ax = plt.subplots()
という表記が気になるかと思いますが、plt.subplots()の作用は至ってシンプルで、以下の2点です。
- figureをグラフそのものとして定義
- axを、グラフの情報を定義するオブジェクトとして定義
ですので、グラフにプロットする際は、ax.plot(x, y)としています。
グラフの保存方法
グラフを保存するときは、figureに対して、savefig()メソッドを使用します。
次のコードを末尾に書き足してみてください。
figure.savefig('test.jpg')
とすれば、test.jpgという名前で写真が保存されます。保存先は、Pythonファイルと同じフォルダ内です。
高画質で保存する
デフォルトの保存画質は大変悪いものですが、savefig()メソッドに引数をもう一つ渡せば、画質を思いのままに変更することができます。
figure.savefig('test.jpg', dpi=300)
dpiとは、dots per inchの略で、1インチあたりのドットの数を表しています、この値が大きいほど、高画質となります。