本記事では、seleniumでGoogle Chromeを自動で制御するための、ChromeDriverのインストール方法を解説します。
Contents
下準備
まずは、seleniumを導入しましょう。pip3コマンドで導入します。
pip3 install selenium
MacでChromeDriverをインストール
MacでChromeDriverをインストールする方法は簡単で、ターミナルでコマンドを打ち込むだけです。
brew install chromedriver
以上。
WindowsでChromeDriverをインストール
WindowsでChromeDriverをインストールするには、まずこちらのページへアクセスしてください。以下のような画面になると思います。
ここから、自分の使っているGoogle Chromeのバージョンに合わせたドライバーを選択します。
Chromeのバージョン確認方法は、Chromeの「設定」→「Chromeについて」から確認できます。
この場合、バージョンは89.0.4389.114なので、それに最も近いChromeドライバーを選択します。
すると、次のような画面になります。Windows用のChromeドライバーをダウンロードしてください。
ここからが重要です。
ダウンロードしたファイルを解凍して、chromedriver.exeというファイルを、作業フォルダに設置してください。
作業フォルダというのは、Pythonのプログラムを記述するファイルと同じ階層のフォルダのことです。
ChromeDriverを試しに動かしてみる
ちゃんと動くかどうか、試してから終わりにしましょう。
以下のプログラムでGoogle Chromeが起動したら完璧です。
Macの場合
from selenium import webdriver
browser = webdriver.Chrome()
初めの実行であれば、エラーメッセージが出てしまうと思われます。その場合は、こちらの記事の解決方法を試してみてください。30秒で対処できます。
Windowsの場合
from selenium import webdriver
browser = webdriver.Chrome('chromedriver.exe')
Appendix
・chromedriverを使用してスクレイピングをする方法
おすすめ文献:Pythonクローリング&スクレイピング[増補改訂版] -データ収集・解析のための実践開発ガイド