【Python】Jupyter Notebookの使い方

pythonista3のサンプル

本記事では、Jupyter Notebookの基本的な使い方から、便利な機能まで、紹介させていただきます。

Jupyter Notebookの使い方

インストールとJupyter Notebookの立ち上げに関してはこちらの記事で紹介しているので、参考までに。

本記事では、Jupyter Notebookの使い方を、5つに分けて共有します。

  1. 新規フォルダ ・ファイルの作成
  2. Pythonコードの記述・実行
  3. ファイルの保存
  4. その他便利な機能
  5. Jupyter Notebookの素晴らしさが分かるサンプルコード

新規フォルダ・ファイルの作り方

まず、Jupyter Notebookを起動してください。(こちらの記事参照)

Jupyter_Notebookの新規ファイル作成方法
Jupyter Notebookの立ち上がり

立ち上がると、上図のような画面が立ち上がると思います。すでにあるフォルダに入るなり、新規フォルダ・ファイルを作成するなり、いくつかの操作ができるようになっています。

今回は「Test1」というフォルダを作ってみたいと思います。右上の「新規」から「フォルダ」をクリックしてください。すると新たに「Untitled Folder」というフォルダが作成されます。

Jupyter_Notebook_新規フォルダ作成
Jupyter Notebookで新規フォルダを作成

「Untitled Folder」の左側のチェックボックスをチェックし、左上の「リネーム」をクリックします。

Jupyter_Notebook_新規フォルダ名の変更方法
Jupyter Notebookの新規フォルダの名前変更

すると、フォルダ名を変更することができます。本記事では「Test1」とします。

新しく作った「Test1」フォルダに入ったら、新規ノートブックを作成します。右上の「新規」から「Python3」を選択してください。

Jupyter_Notebook_新規作成
sししn神しんk新規しんし新規ノートブックを作成

すると、次のような新規ノートブックが立ち上がります。

Jupyter_Notebook_新規ファイル
新規ノートブック

Jupyter Notebookでコードを実行してみる

次に、実際にコードを書いて実行してみます。

Jupyter_Notebook_コードの実行
コードの実行

「セル」と呼ばれる空欄にPython コードを入力します。それを実行するには、上のタブにある「Run」ボタンでもいいですが、「Shift +Enter」で実行するのが最も簡単で一般的です。

ファイルの保存方法

ノートブックの一番上にある「Untitled」をクリックすれば、ファイル名を変更できます。

Jupyter_Notebook_ファイル名の変更
Jupyter Notebookファイル名の変更

ノートブックは基本的に自動保存されます。なので、ほとんどの場合手動で保存する必要がありません。

しかし、手動で保存することもできます。「command(Ctrl) + s」キーで保存するか、上のタブの「ファイル」から保存することができます。

Jupyter Notebook の便利な機能

Jupyter Notebookには多くの便利な機能がついていますが、そのうちのいくつかを紹介します。

1. マークダウン記法が使える

気づいたこと、メモなどをマークダウンで記述することができます。まさに「ノートブック」ですね。

Jupyter_Notebook_マークダウン_使い方
Jupyter Notebookでマークダウン記法を使う

そして、セルにマークダウン記法で記述して実行すると、マークダウンで文章を記述できます。

Jupyter-Notebook-マークダウン記述
Jupyter Notebookでのマークダウン記述の様子

さらに、実行すると、次のようになります。

Jupyter_Notebook_Markdown
Jupyter Notebookにマークダウンで記述

2. 便利なタブの機能

上の方のタブにあるアイコンでは、いくつか便利な機能が使えます。

左から、「保存」「セルの追加」「セルのカット」「セルのコピー」「セルのペースト」「セルを一つ上へ」「セルを一つ下へ」「セルを実行」「実行の中断」「カーネルのリスタート」「カーネルをリスタートして全てのセルを実行」

Jupyte Notebookでは、試し書きを多くするので、ハサミマークの「セルのカット」はよく使うことになると思います。

セルのコピーやペーストは、一般的な「command(Ctrl) + C」「command(Ctrl) + V」などでもできるのですが、なぜかセルのカットは「command(Ctrl) + X」でできないので、タブのものをよく使います。

Jupyter Notebook用のサンプルコード

最後に、Jupyter Notebookの凄さが実感できるサンプルコードとその結果を紹介します。

import matplotlib.pyplot as plt #グラフ描画ライブラリのインポート
x = [i for i in range(1000)] #グラフのx軸用データ

#グラフのy軸用のデータに、xの値の2乗値を格納
y = []
for data in x:
    y.append(data**2)

#グラフを定義
Figure, ax = plt.subplots()

#グラフをプロット
ax.plot(x, y)

このコードを実行すると、簡単にグラフが描画されます。

Jupyter_Notebookサンプルコード
Jupyter Notebookのサンプルコードの実行結果

データの可視化が非常にシンプルで直感的なので、でータサイエンティストはJupyter Notebookを愛用するのです。

Appendix

参考書籍:「Pythonによるデータ分析入門 第2版