最近Pythonという言葉を聞く機会が多いのではないでしょうか。pythonはプログラミング言語のひとつであり、機械学習やAIを作る際によく使われます。
今の時代のテクノロジーを支えている重要な立ち位置を占めています。
例えば、YouTubeはPythonをもとに作られています。近年目覚ましいユーチューバーの活躍も、pythonが支えているのですね。
python(パイソン)の意味
pythonは英語で「ニシキヘビ」という意味です。だからといってpythonの生みの親であるグイド・ヴァン・ロッサムさんがヘビ好きだったわけではありません。
イギリスのコメディアングループのモンティ・パイソンが好きだったのでそこから名前をとったそうです。
ここに教訓があります。
世界的に使われるであろう有名なものに対して「自分が好きだから」という理由で名前を決める。
「カッケェーー!!」
中には生き物に対してテキトーな命名をする人がいます。(トゲアリトゲナシトゲトゲ(昆虫)とかオジサン(魚)とか)
ですが、有名になるものに対してであれば、じっくりと考えて、結局は面白みのない名前に落ち着くのが普通のひとです。しかしグイドさんは自分が好きなものを貫きました。その姿勢に、私たちは感銘を受けるのです。
そんなことはさておき、pythonの真相に迫っていきましょう。
pythonの使われるところ
常に私たちのそばにいます。気が付くと、私たちはpythonに支配され、見抜かれています。
pythonはYouTubeやInstagramの素です。
私たちが日常的に使っているYouTubeやInstagramはpythonでできています。
インターネットを使ったアプリケーションはフロントエンド(目に見える部分)とバックエンド(サーバーでデータや情報を制御する、目に見えない部分)に分かれて動作します。そのバックエンド側を担っているのが、pythonを用いて作られたDjangoというフレームワークなのです。
それはさておき、私たちが日常的に使うアプリにpythonが使われているというのは、さらに深い意味があります。
pythonはデータの処理を最も得意とするプログラミング言語である、ということを踏まえると、なぜみんなが使うアプリがpythonで作られているのかが見えてきます。
みんなが使うということは、それだけ多くのデータが行きかうということであり、そのデータを処理するためにpythonでアプリケーションが作られているのです。
何が言いたいのかというと、「Pythonは私たちを常に見ている」ということです。
どんな投稿に「いいね!」をしているのか。どんな検索をするのか。どんな動画を見るのか。どのジャンルのコンテンツに対しては視聴時間が長いのか。どんなものに怒りを覚えるのか。
もしかしたら、あなたよりもあなたのことについて知っているかもしれません。
便利ですが、少しばかり気持ちの悪い世界です。
pythonとの関わり方
とはいえ、pythonの存在する意味は、今の社会にとって大きいことであることは間違いありません。
深すぎず、浅すぎず。適切な距離を置いて接するのが良いでしょう。
それか、逆に利用してやる、という手もあります。Pythonでできる、便利なことを身に着けて酷使してやりましょう。
少しだけ勉強すれば、彼は従順な僕と化すでしょう。どんなに酷使しても悲鳴を上げず、24時間365日働かせ続けることができます。素晴らしいことではありませんか。
手始めにこんな本を読んでみてはいかがでしょうか?