プログラムを書くとき、データ型を意識しながら書くことが多いと思います。そこで本記事では、一体どんなデータ型があったか、再確認してみます。
記事の要点
・データ型について
・ブール値
・整数
・浮動小数点数
・文字列
Pythonにおけるデータ型とは
Pythonにおいて、変数、関数、文字列、など全てがオブジェクトとして実装されています。
それは、他のプログラミング言語と一線を画するところで、一貫性と便利な機能を実現してくれます。
オブジェクトとはなんでしょうか?
オブジェクトは、データの入っている箱のようなものです。オブジェクトには、ブール値、整数などのデータ型があり、そのオブジェクトで何ができるかはデータ型によって決まります。
つまり、データ型とは、オブジェクトがどのような性質を持つのかを決定する(あるいは知る)ための重要なものであるということです。
ブール値とは
ブール値は二つしかありません。「True」と「False」です。
もっとも使われる場面は、条件分岐のif文でしょうか。
if True:
print('I am a perfect human')
例のように、True、Falseをそのまま記述する機会は少ないでしょう。
しかし、戻り値としてTrueまたはFalseが返ってくることは大変よくあります。
整数
整数は、1や10000000000000000などの、小数点以下がない数値です。
同じ整数同志、もしくは小数点以下を持っている浮動小数点数との間で、足す、引く、掛ける、割るなどの算術演算ができます。
>>> 1+1
2
>>> 1+1.789
2.7889999999999997
浮動小数点数
浮動小数点数は、小数点以下の数値を持つデータ型です。整数や、同じ浮動小数点数同志で四則演算等の計算ができます。
1は整数ですが、1.0は浮動小数点です。
型変換する
例えば、5は整数型(int型ともいう)ですが、次にように記述すると、浮動小数点数に型変換されます。
>>> float(5)
5.0
逆に、浮動小数点数(float型ともいう)を整数型に変換するには次のように記述します。
>>> int(5.0)
5
文字列とは
プログラマーにとって、数字を扱うことよりも文字列を扱うことの方が多いと言われています。
文字列は、シングルクォート、ダブルクォートによって定義されます。
>>> 'single'
'single'
>>> "double"
'double'
>>> "double quote is 'used' like this"
"double quote is 'used' like this"
文字列はstr型とも言われ、他のデータ型をstr( )を使って変換することができます。
>>> str(100)
'100'
>>> str(True)
'True'
上の例では、整数型とブール型を文字列に変換しています。
まとめ
Pythonにおけるデータ型について、簡単にまとめてみました。おさらいすると、
- Pythonの全てはオブジェクト
- オブジェクトの性質がデータ型
- ブール型はTrueかFalse
- 整数型はint型
- 浮動小数点数型はfloat型
- 文字列はint型
- それぞれメソッドを使えば変換できる