Matplotlibでグラフを描画するとき、x軸の範囲、y軸の範囲を指定する方法を紹介します。
xlim, ylimでできること
set_xlim, set_ylimで、グラフの横軸と縦軸の範囲を変更できます。
- x・・・x軸(横軸)のこと
- y・・・y軸(縦軸)のこと
- lim・・・limitの省略形
まずは、一番簡単なグラフを作成しましょう。
import matplotlib.pyplot as plt
Figure, ax = plt.subplots() #グラフオブジェクトを生成
x = [1,2,3,4,5]
y = [1,2,3,4,5]
ax.plot(x,y)
上記のコードで次のようなグラフが、Figureとして生成されます。
set_xlimで横軸の範囲を変更
グラフを見ると、青い直線が途中で途切れてしまっています。
ここで、x軸の範囲を1.0~5.0にしてみましょう。
import matplotlib.pyplot as plt
Figure, ax = plt.subplots() #グラフオブジェクトを生成
x = [1,2,3,4,5]
y = [1,2,3,4,5]
ax.plot(x,y)
ax.set_xlim([1,5]) #x軸の範囲を1~5に指定
なぜ、axに対してset_xlimを設定しているのか、気になった方は、こちらの記事で詳しく説明しています。
set_xlim()メソッドに、リストを渡します。[下限, 上限]の順番です。
すると、グラフは次のようになります。
x軸の範囲が、1~5になりました。
set_ylimで縦軸の範囲を指定
import matplotlib.pyplot as plt
Figure, ax = plt.subplots() #グラフオブジェクトを生成
x = [1,2,3,4,5]
y = [1,2,3,4,5]
ax.plot(x,y)
ax.set_xlim([1,5]) #x軸の範囲を1~5に指定
ax.set_ylim([1,5]) #y軸の範囲を1~5に指定
同様に、set_ylimに対しても指定すると、今度は縦軸の範囲が変更されます。
以上のようにset_ylim()メソッドとset_xlim()メソッドを用いることで、Matplotlibで作成したグラフの縦軸と横軸の範囲を簡単に変更できます。
まとめ
- set_xlim()で横軸の範囲を指定
- set_ylim()で縦軸の範囲を指定
- 渡す引数はリスト形式
関連:【Python】matplotlibで複数のグラフを作る方法
関連:【Python】Matplotlibで作ったグラフの保存してみる
参考書籍:「Pythonによるデータ分析入門 第2版」